「PCでゲームやりたいけど、デカいゲーミングPCはちょっと…」って思ってる人、結構います。そんな人たちの中には、ゲーミングノートPCを検討してる人がいると思います。
実際に僕もメインで使っているゲーム用POはノートタイプです。その体験も踏まえてノート型ゲーミングPCのメリット・デメリットを書いています。
まず先に!ノートパソコンでゲームするのってどうなの?
デスクトップの方が良いな\(^o^)/
ぶっちゃけますとデスクトップのほうが良いです。なぜデスクトップの方が良いか?
ノートPCの画面は144Hz対応なので快適にゲームできるけど、姿勢がキツくて結局外部ディスプレイに出力しちゃってます。まずキーボードに添える手が辛い。テーブル・椅子・ノートPCの3つの組み合わせで姿勢を決めなければなりません。手、首、腰それぞれがベストな状態に調整するのはデスクトップでないと難しいでしょう。
そして意外にも、机の上のスペースを取り、配線で散らかって見えます。電源ケーブルは必須で繋げなければなりません。
持ち運べるという薄型のメリットはあるけど、使うスペースはデスクトップと大差ないかもしれません。ただ、でかい箱がない分、部屋がスッキリ見えるのはメリットだだけど配線は解決できない。
結局、外部ディスプレイに接続して配線整理しながら思い至ります。「これデスクトップと大差ない」と。
子供に引き継ぐので買ったことは後悔していません。
ただ次ノートタイプのゲーミングPCを買うか?と聞かれたら買いません…
それでも、ゲーミングノートパソコンが合う人もいるから、メリット・デメリットをちゃんと知っていて選ぶのは大事です!
ゲーミングノートPCのメリット
- 予算15万円以下でもまあまあの性能が手に入る
- どこでも設置できて、場所を選ばない
- インカメラ・マイク付きなのでZoomのビデオ通話みたいなのもラクラク
- 停電してもシャットダウンされない
- GPUが不要な時は節電モードになることも
- 一部パーツの換装が可能
コスパ良し!手軽にゲームが楽しめる
15万円出せば、大抵のゲームで遊べます!グラフィック設定は中以下、フレームレートも30目一杯だけど、ちょっとした息抜きや友達との遊びには最適。本体とマウスだけでゲームが楽しめるから、費用対効果はかなり良いです。
グラフィック性能やフレームレートにこだわらなければ、コスパ抜群のゲーミングPCと言えます。
ただし15万以下のゲーミングノートPCを選ぶのはかなり難しいです。ゲーム性能にかかわる基礎知識が必要です。
場所を選ばず、どこでもゲーム可能
ノートPCの一番の魅力は、使う場所に縛られないこと。デスクトップPCと違って、気分で場所を変えられるのがいいです。使わない時は本棚にしまっておけば場所も取らない。
外部ディスプレイに繋いでゲームすることもできるから、パワフルなミニPCみたいに使うこともできるよ。
ビデオ通話がサクッとできる
デスクトップPCと違って、ノートPCには大体カメラが組み込まれてるから、買ったその日からビデオ通話が可能。初期設定もほとんど不要で、すぐ使えるのがいいですよね。
停電時も安心
家でエアコンや電子レンジを使うと、たまにブレーカーが落ちることもあるよね。ゲーミングPCは消費電力が多いから、停電のリスクが上がります。でも、ノートPCならバッテリーで動くから、突然の停電でも大丈夫。急な電源オフによる機器のダメージを気にしなくて済むのは大きいです。
エコモードでバッテリー節約
GPUは電力消費が激しいんです。バッテリーの持ちが心配だけど、エコモードがあるので安心。ゲームやグラフィック重視の作業をしていない時は、GPUをオフにするか、消費電力を下げてくれる機能が付いている事が多いよ。
ただ、バッテリーの持ちは普通のノートPCよりは明らかに短めです。ゲームしてる時は特にバッテリーがガンガン減るから注意。1時間も遊べないかも?
メモリ、SSDは換装可能
ノートPCでも、メモリやSSDは換装できることが多い。将来的にパフォーマンスを上げたくなったら、簡単にアップグレードできます。ただし、対応するグレードには注意が必要。
CPUやGPUの換装は基本的にできないから、購入時のスペック選びが大切!もちろんマザーボードは絶対に換えられない!
ゲーミングノートPCのデメリット
- ゲーム性能の割には価格がちょっと高め
- 換装不可能な部品があるので、ディスプレイなどはそのまま
- 画面が小さいし、バッテリーの消費がめちゃくちゃ早い
- バッテリーが寿命になると交換が必要
- 重くて持ち運びにくいし、ファンの音がうるさいことも
- 落とすと壊れやすい、思ったより場所を取る
同じ性能でもデスクトップと比べると割高
最新CPUやGPUを搭載したノートPCはかなりの高価格帯。30万円超えも珍しくありません。MACユーザーからすると「MacBook Proよりは安いかな?」って思うかもしれないけど、デスクトップ型ゲーミングPCと比較すると、やっぱり高く感じる。
しかも、スペックをよく見ないと「安価なのに性能もそこそこあるな…」と思っても、実は古い世代のパーツが使われていたりすることも。そもそも同じデスクトップパーツと同じグレードやスペックでもノートPC用パーツなので性能が落ちる!
本格的なアップグレードは難しい
SSDとメモリ(RAM)意外のパーツは基盤に固定されているため基本的に換装できないんです。SSDとメモリ(RAM)自体を換装しても多少の快適さは増えるけど性能アップとまではいきません。将来的には、新しい本体を買う必要が出てくるでしょう。
外付けグラフィックボードをThunderbolt接続で使う手もありますが、結構面倒です。それなら最初からデスクトップPCを組んだ方がコスト的にも無難です。
小さい画面で激しいゲームはちょっとキツイ
画面が小さいのでRPG系の画面の移り変わりが少ないゲームなら問題ないです。FPSや格ゲーみたいな激しいゲームにはちょっと向いていません。まず、画面が大きいノートPCを狙うとでかいというだけで価格が跳ね上がります。ディスプレのフラッシュリフレートが低いというわけではないです。144Ghz以上でるノートPCもあります。実際、僕が使っているノートPCは144Ghz対応なので画面のチラツキという点では問題ありません。
使ってみるとわかるのですが、モニター単体として売っている物に比べて見ずらいです。画面の位置調整も出来ないですしね。外部ディスプレイに繋げば解決するけど、初めからデスクトップPCの方がいいよね。
ゲーム中はずっと充電状態必須
ゲーム中はバッテリーの消費が激しいので、充電しながら遊ばないといけない。どこでも使えるというノートPCのメリットを打ち消します。電源ケーブルを抜き差しするのが面倒だったり、そもそも常に電源を繋げておくスペースがなかったりすると、ちょっと使いづらいかもしれないです。充電配線問題でデスク周りが何かスッキリしません。配線をしっかりまとめると、それはその場所でしか使えないということになるのでデスクトップで良いのでは?となるでしょう。
バッテリー劣化が起動に影響することも
バッテリーの劣化も気になるところ。時間が経つとどうしてもバッテリーは劣化してしまって、最悪の場合はPCが起動しなくなることもあるんだ。そして、劣化したバッテリーを交換するのは結構手間がかかる作業だったりする。
持ち運びにはあまり向いてない
ゲーミングノートPCはグラフィックボードが入っているので、普通のノートPCに比べると重くて分厚いのが普通です。だから、持ち運びにはあまり向いていなく、特に電源ケーブルも必要なので外で持ち運ぶのには向いてません。動画編集やプログラミングみたいな作業ならCPU性能が高めのスリムな高性能ノートPCの方がいいかもしれない。
元気いっぱい!フル稼働するファン
ファンの騒音問題。これは非常に大きな問題です。狭い空間にCPU・GPU・SSD・バッテリーと高熱を発しやすいパーツが詰まっています。ゲームを起動すると爆音でファンが起動し始める。参考になる音の大きさとしては空気清浄機の強運転くらいの音量って考えるといいかも。ゲームの音やビデオ通話がファン音でかなり聞き取りにくくなります。ヘッドホンで遊ぶのならこの問題はクリアできます。
衝撃による破損や修理に弱い
ノートPCは衝撃に非常に弱い。自重があるので落としてしまうと、ディスプレイが割れたり、本体が損傷したりするリスクがあります。最悪の場合、中の部品が壊れて起動しなくなることも。持ち運びする時は特に注意が必要です。
デスクトップPCの場合、壊れたパーツを交換すればいいけど、ノートPCだと修理が難しい場合もあるから、耐久性の面ではデスクトップには敵わないです。
本体は薄いけど無駄スペースができる
ゲーミングノートPCを使ってみたら、デスクスペースの使い方に頭を悩ますことになるかもしれない。薄型でスタイリッシュな見た目はいいんだけど、実際はそこまでスペース効率が良くないんです。
デスクトップPCの場合は本体の上にものを置いたり、側面にアクセサリを付けたりできるんだけど、ノートPCの場合はそうはいかない。上部がペラペラだから、物を置くのは無理。電源ケーブルが必須なので、完全にワイヤレスにするのはなかなか難しいんです。
PCを使い続けていると自分なりのカスタマイズでアクセサリ類が増えていきます。デスクトップならケーブル類をうまく隠せるけど、ノートPCだとどうしてもごちゃごちゃしがち。結局、外部ディスプレイやワイヤレスキーボード、マウスを導入して、「デスクトップPCでよかったかも?」って後悔するパターンもあります。
オススメはこんな人
結構デメリットを強調した内容になってしまった気がしますが、ゲーミングノートPCが合う人も当然います。
- 予算20万円以下で、ライトなゲームがしたい人。たとえば「マインクラフト」みたいなそこまでスペックを必要としないゲーム。子供の入門機にもぴったり
- プログラミングやゲーム開発を始めたいけど、高い機材はちょっと…って人
- あくまでもサブ機として使うか、将来的に誰かに渡す予定がある
- デスクトップPCのパーツ選びが面倒って人
15万円くらい出せば、ゲーミングノートPCでかなり楽しめます。セールを狙えば、もっと安くに手に入ることもありますね。UnityやUnreal Engineを使ったゲーム開発もできるし、プログラミング学習にも使えるから、子供の勉強にも役立ちます。リビングで使えば、親も子供の勉強をチェックしながら家事ができて一石二鳥。
デスクトップPCは、本体に合わせてディスプレイや音響なども選ばなきゃいけないから、調べるのが大変。でも、ゲーミングノートPCなら、一つ買えば全部揃っちゃうので、選ぶのが楽なんです。ゲーム性能としては同等のパーツだとしてもデスクトップPCより劣りけどアクセサリーを考えると安価に準備できます。
まとめると
ゲームをバリバリ遊ぶ人はデスクトップPCが絶対オススメ。これはゲーマー100人中99人がそう答えるでしょう。
ゲーマーがノートPCを買うとスペック不足に不満が出たり、結局はデスクトップと同じような使い方になってしまいがち。ゲームではなく、安価なクリエイティブ系PCとして、または子供の学習用であればかなり使いやすいPCです。
個人的に最もゲーミングノートPCが合うのは『将来的にPCを乗り換える子供』だと思います!